【ミニチュア】リクライニング機能付き木製サマーベッドを作ってみました
ヒノキの角材を使用して作りたいと思います。
(完成サイズはリクライニングを倒した状態で長さ130mm×幅65mm×高さ30mmです。)
まず角材をカットして椅子の各パーツを作っていきます。
A1~3:座面部分
B1~3:背もたれ部分
C1~5:リクライニング部分
材料(単位は全部mm)
■5×10角材
A1 長さ 120 :2本(座面のサイドフレーム)
D 長さ 20 :4本(脚)
■5×5角材
B1 長さ 55 :2本(背もたれのサイドフレーム)
C5 長さ 5 :10本(リクライニングの支柱をかけるストッパー)
高さ3mmの三角形にやすり掛けしたものを5mm長さに切っていきます
■2×10角材
A3 長さ 55 :5本(座面の床板)
B3 長さ 45 :4本(背もたれの背板)
■3×3角材
A2 長さ 70 :2本(座面の床板の受け材)
B2 長さ 55 :2本(背もたれの背板の受け材)
C2 長さ 45 :2本(リクライニング部のストッパー取付台をサイドフレームへ付ける止め材)
C3 長さ 33 :1本(リクライニング部の支柱間のつなぎ材)
C4 長さ 25 :2本(リクライニング部の支柱)
■2×15角材
C1 長さ 45 :2本(リクライニング部のストッパー取付台)
各パーツを組み合わせてみるとこんな感じになります。
材料の接着前に、「座面のサイドフレーム(A1)」と「背もたれのサイドフレーム(B1)」、「背もたれの背板の受け材(B2)」、「リクライニング部分の支柱(C4)」に可動軸用の釘を通す穴を開けておきます。
各穴の位置ですが、A1では短手方向から2.5mmで長手方向から42.5mmの場所に左右の木材で対称になるように開けます。 B1では長手端から2.5mmで短手は中央(端から2.5mm)に、B2では長手・短手両方の中央に、C4では長手端から1.5mmで短手は中央(端から1.5mm)に開けます。
(A1とC4の穴は釘が動くように釘の直径より少し大きめの穴を貫通するように開け、B1とB2の穴は釘を打込むため釘の直径よりやや小さめの穴を釘を打込む長さ程度に開けておきます。)
はじめに「座面のサイドフレーム(A1)」に「座面の床板の受け材(A2)」を接着します。(床板の厚さ2mmの分をあけた位置に付けます)
次に「座面の床板(A3)」をのせて接着します。ここでは床板と床板の間を5mmとっています。
ひっくり返すとこんな感じです。
背もたれの部分も同じような手順で作っていきます。
こちらもはじめに「背もたれのサイドフレーム(B1)」に「背もたれの背板の受け材(B2)」を接着します。位置は「背もたれの背板(B3)」の厚さ2mm分をあけた場所(=「サイドフレーム(B1)」の下部に合わせ)で、「リクライニング部の支柱(C4)」を付ける穴が開いている方が内側です。
次に「背もたれの背板(B3)」をのせて接着します。背板と背板の間は座面部分の時と同様5mmにしています。
こちらもひっくり返して見るとこんな感じです。
座面部分と仮に組合せるとこうなります。
次にリクライニング部分を作っていきます。
まず「ストッパー取付台(C1)」に「取付台をサイドフレームへ付ける止め材(C2)」を接着します。
今回は5段階でリクライニングできるよう、ストッパー取付台の上に「支柱をかけるストッパー(C5)」を左右5個ずつ接着します。
ストッパーは、5mm×5mmの角材を、高さ3mm、底辺と幅が5mmに削って作っています。
「リクライニング部の支柱(C4)」とその「つなぎの部品(C3)」を接着してリクライニングの支柱を作ります。
この支柱がストッパーに引っかかることで角度が調整できるようになっています。
リクライニングのストッパー取付台部分と椅子座面部分を接着します。
ストッパーと背もたれの軸に使う釘です。
木材が細いので、直径が #20(=0.89mm)の細いものを使っています。
今回使用した釘は、ちょうどよい長さのものが購入できなかったので、
ストッパー用を6mm、背もたれ用を8mmに切って使っています。
仮組みしたものを釘で仮止めするとこんな感じになり、リクライニングの動作が確認できます。
「脚(D)」を4本接着します。
背もたれ部分、ストッパー部分を釘で止める前に、各部品ごとに着色します。
ストッパー2か所、背もたれ2か所を釘で止めます。
最後に釘の頭を着色して完成です。